■おことわり■
私共は現実に即した農業で努力しております。
 現在、インターネット・店頭などで無農薬・有機栽培を堂々と謳ったお米を見る事が大変多くなりなりましたが、本当に完全無農薬・有機栽培かと問えば、大方は疑問符?が付くのではないでしょうか?(種籾の殺菌さえもせず、草生え放題、虫付き放題の無農薬なら簡単ですが...)
実際に生産している立場で言わせていただくと、現在の農業環境での無農薬栽培は非常に難しい事だと思いますし、栽培過程をお客様がチェックできない状況では偽りの無農薬・有機栽培が存在しても不思議ではないと思います。この点に付きましては、JAS法の改正でどの程度のお米が有機JAS認定を取得できるか楽しみなところです。恐らく現在の無農薬・有機栽培表示米の大方は、認定外でしょう...有機JASマーク以外の有機栽培表示は、認定機関の証明がない訳ですので正直なところ価値無しです。
現実的に大量に生産することは困難とさえ思える無農薬栽培ですが、宣伝効果(*)が大きく、収入増となる点では大変魅力がありますので、今後は偽りの無農薬農家や業者が増えていく事は安易に想像がつきます。そんな状況ですので、無農薬栽培米をお探しのお客様には十分注意をしていただきたいことと、私どもは現実的な農業の一環として、必要最低限の農薬を使用しております事を予めご報告させていただきます。
しかしながら、必要最低限の農薬とはいえ、農薬を分解し残留農薬が検出されないと云われるピロール農法の実践等、現実に即した努力をしている事も申し添えさせていただきます。むしろ、怪しい無農薬米よりは安心できるお米ではないでしょうか?ご賞味のほどよろしくお願い申し上げます。
店主敬白
*当家の宣伝は美味しいと言って頂いたお客様の有り難い声です。(お客様の声ページ
*平成12年作成(JAS法改正前)
※最近ではJAS認定も不正があったようです。また、無農薬を謳った中には取引先や認定のチェック時までは農薬を使用せず、チェックが終わった途端に農薬を振り始める。或いは、消費者にデモ、PR用の少量の水田のみが無農薬で、残りの水田は通常栽培。そのような話は生産地では結構耳にする話しなのです。私的には認定もないのに大々的に無農薬・有機を謳って、大量に無農薬を販売しているところほど、労を考慮すると??です。確証もなく、ラベルや袋のみが無農薬かもしれないお米に高いお金を払っているお客様がいらっしゃるのかと思うと正直、不憫に思う時もあります。お客様が悪いのではなく、良心のない生産者が悪いのですが・・・もしも、米の生産者が米を小売店で購入するような状況になった場合、無農薬などの表示米に高いお金を払って買う人はまずいないと思います。それだけ信じ難く大変なことなのです(>_<) 十分、ご注意くださいね。    平成15年追記
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